本日の一冊
  • 08月26日の本

    武田砂鉄『わかりやすさの罪』(朝日新聞出版)

    ⁄ ⁄ スタッフレビュー

    「話の内容を一発で仕留めるような言葉というのは、インパクトは強いけど大味である。取りこぼす感情に無配慮である。理解を定めるために言葉があるのではなくて、理解に至らせないために言葉が存在するのではないか。」(本文より)不安なときやうまくいかないようなときは、どうしても分かりやすいものや二元論に落ち着いてしまいそうになりますが、一度深呼吸をして、自分の中や親しい人の複雑さやあいまいさを抱きしめてみてはどうでしょうか。言葉とは、可能性であり、不可解なものを不可解なままにしておける優しさがあります。

  • 武田砂鉄『わかりやすさの罪』(朝日新聞出版)

    武田砂鉄『わかりやすさの罪』(朝日新聞出版)

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