本日の一冊
  • 06月18日の本

    『とりかえばや物語』(KADOKAWA)

    ⁄ ⁄ スタッフレビュー

    「返す返す、とりかえばや…。」権納言家に生まれた腹違いの男君と女君。男君は内気でおしとやか、女君は活発で外交的。そんな2人を見て父は「とりかえばや…。(とりかえたいなあ)」と嘆きます。そして男君は女性として、女君は男性として生きていくことになります。女君は男性として生き、もちまえの社交性や音楽の才能で出世していきます。周りからはもてはやされる一方、生まれながらの性別で生きることができないということに悩みます。自分の中の矛盾に悩み、苦しみ…ということは千年前の人も変わらないんだなぁという発見があり、どこか勇気をもらえる一冊です。千年の時を耐えた名作です。(近)

  • 『とりかえばや物語』(KADOKAWA)

    『とりかえばや物語』(KADOKAWA)

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